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方舟さくら丸

2010年01月05日 22:04

方舟さくら丸 (新潮文庫)方舟さくら丸 (新潮文庫)
(1990/10)
安部 公房

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学生時代、私は安部公房のシュール、人間の本質を照射する
超現実の視点、独特な作風、つまりは安部文学の発する
強烈な磁場に取り囲まれたことがある。

安部の作品はその超越性において他の純文学作品とは
一線を画すると思う。
その時代に依存せず、陳腐化しない文章表現は時を超越し、
緻密なプロットと文章構成の論理展開は空間を超越する。

乾いた、都市的な、迷宮的な、不条理な、作品群は
安部の手の中を離れ独自にその論理を展開する様に見える
場合もあれば、安部の緻密な論理の中に収斂する場合もある。
その安部と作品の遊離性と結合性はまさに神々の遊びのようだ。

と、前置きが長くなったが本作「方舟さくら丸」は
新潮社から刊行されている安部作品で私が唯一未読の作品で、
実に五年ぶりに対峙する安部文学であったのだが、
その文章表現、作品の持つ温度と湿度、匂いはやはり
安部節全開で、私の中の原点の一つを思い起こさせられた。

安部作品の読み直しと廃刊本を探す神保町徘徊は実施確実なので
あった。

(既に神保町の古書店で「石の目」初版本5800円と
「けものたちは故郷をめざす」初版本1500円は購入済み
同書店で1時間迷ってあきらめた安部のサイン本9800円は今も
残っているだろうか・・・)

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